屋根塗装はDIYでできる?必要な道具・手順からプロに頼むべき理由まで徹底解説
「屋根の色あせが気になってきた」「外壁塗装のついでに屋根も自分で塗ってしまえば、費用を抑えられるのでは」——そう考える方は少なくありません。ホームセンターやネット通販では屋根用の塗料が手軽に購入でき、DIYの手順を紹介するサイトも数多く見つかります。しかし屋根塗装は、外壁塗装以上に「高所での作業」というリスクを伴う工事です。
この記事では、栃木県で屋根・外壁塗装を手がける想造HOMEが、屋根塗装DIYの現実的なリスクと、プロに依頼した場合との費用比較を、現場目線で分かりやすく解説します。
この記事でわかること
屋根塗装をDIYで行うことの現実的なリスク
DIYで行う場合の手順と必要な道具
DIYとプロに依頼した場合の費用相場・単価の比較
屋根塗装で使える補助金・助成金制度
プロに依頼するメリットと、想造HOMEが選ばれる理由
栃木県にお住まいで、屋根塗装の費用を抑えたい一方、失敗への不安も大きいという40〜50代の方に向けて、判断材料をまとめました。
1. 結論:屋根塗装のDIYは「不可能ではないが極めてリスクが高い」
率直にお伝えすると、屋根塗装のDIYは技術的には不可能ではありませんが、安全面・仕上がりの両面で考えると、現実的にはあまりおすすめできません。
最大の理由は、屋根が「高所かつ傾斜のある不安定な足場」だという点です。外壁塗装であれば地上や脚立からの作業が中心になりますが、屋根塗装では屋根そのものの上に乗って作業する場面が避けられません。屋根材は種類によって滑りやすさが異なり、特に塗装直後は塗料で表面が滑りやすくなるため、転落事故のリスクが高まります。建設業の労働災害においても、高所からの墜落・転落は主要な事故要因の一つとされています。
また、屋根塗装は下地の状態を正しく見極める専門知識も欠かせません。ひび割れやコケ・カビの状態を放置したまま塗装すると、数年で塗膜が剥がれてしまうことがあります。加えて、多くのメーカー塗料は「有資格者による施工」を保証の条件としているため、DIYで施工した場合はメーカー保証の対象外になってしまう点にも注意が必要です。
さらに見落とされがちなのが、天候判断の難しさです。塗装は湿度が高い日や、気温が5℃を下回る日には施工に適さないとされています。プロは天気予報だけでなく、湿度計や乾燥時間を踏まえて作業日を調整しますが、DIYでは「せっかくの休日だから」と無理に作業を進めてしまい、乾燥不良による塗膜の剥がれを招くケースも少なくありません。
こうした背景から、屋根塗装のDIYを検討する際は、「費用を抑えたい」という気持ちだけでなく、「万が一の事故や失敗が起きたときに、どこまで自分で対応できるか」という視点も持っておくことが大切です。
2. 屋根塗装をDIYで行う場合の手順と必要な道具
行う場合の流れとしては、「高圧洗浄→下地処理→下塗り(シーラー)→中塗り→上塗り」という5つの工程で進めるのが基本です。
作業の基本的な流れ
①高圧洗浄:屋根表面の汚れ・コケ・チョーキング(白い粉状の劣化現象)を洗い流す
②下地処理:ひび割れやサビの補修、旧塗膜の剥がれ部分のケレン(研磨)作業
③下塗り(シーラー):塗料の密着性を高めるための下地材を塗布
④中塗り・⑤上塗り:屋根用塗料を2回に分けて塗り重ね、均一な塗膜をつくる
必要になる主な道具
高圧洗浄機(レンタルで1日3,000円〜5,000円程度)
屋根用塗料・シーラー(下塗り材)
ローラー・刷毛・塗料用トレー
養生シート・マスキングテープ
命綱・安全帯、滑りにくい作業靴などの安全装備
屋根の形状に応じた脚立・はしご
特に注意したいのが、勾配(傾斜)のある屋根での作業です。勾配が急な屋根ほど転落リスクが高くなるため、命綱を固定するアンカーの設置や、天候(風速・湿度)を見極めるタイミングの判断など、プロでも慎重に進める工程が数多くあります。DIYで挑戦する場合は、平屋かつ勾配の緩い屋根に限定するなど、無理のない範囲にとどめることが大切です。
また、屋根材の種類によって適した塗料やメンテナンス方法が異なる点も見落とせません。スレート屋根であれば「縁切り」と呼ばれる、雨水を排出するための隙間を確保する作業が必要ですし、金属屋根であればサビ止め効果のある下塗り材を選ぶ必要があります。屋根材の見分け方や適切な塗料選定を誤ると、せっかく塗装しても数年で不具合が再発してしまうことがあります。
作業日数の目安としては、プロが行う場合でも高圧洗浄の乾燥期間を含めて3日〜5日程度かかります。DIYの場合は、休日を利用して少しずつ進めることが多く、実際には2週間〜1か月程度の期間を要することも珍しくありません。
3. 【比較】屋根塗装の相場・単価は?DIY vs プロに依頼
費用面で比較すると、DIYは材料費だけであれば3万円〜6万円程度に抑えられますが、プロに依頼した場合の相場は20万円〜80万円程度です。ただし、この差額だけで判断するのは早計です。
DIYにかかる費用の目安
屋根用塗料(14kg缶):2万円〜3万5,000円程度
シーラー(下塗り材):5,000円〜1万円程度
高圧洗浄機レンタル:3,000円〜5,000円/日
安全帯・命綱などの安全用品:5,000円〜1万5,000円程度
プロに依頼した場合の費用の目安(屋根面積80㎡の戸建てを想定)
シリコン系塗料:㎡あたり2,300円〜3,500円 総額約18万円〜28万円
フッ素系塗料:㎡あたり3,500円〜5,000円 総額約28万円〜40万円
足場代(外壁塗装と同時施工の場合は按分されることが多い):15万円〜20万円程度
DIYは初期費用こそ安く見えますが、道具の買い足しや作業のやり直しが発生すると、想定以上に費用がかさむケースも珍しくありません。さらに、施工不良によって数年で塗膜が剥がれてしまった場合、結局プロに依頼して塗り直すことになり、下地補修費が上乗せされて総額がかえって高くつくこともあります。目先の材料費だけでなく、やり直しのリスクまで含めて比較することが大切です。
また、DIYでは自分の休日を作業時間に充てることになるため、時間的なコストも見過ごせません。仮に週末2日ずつを3〜4週間かけて作業した場合、合計で6日〜8日程度の休日を費やす計算になります。この時間を「自分の趣味や家族との時間に使いたい」と考えるか、「多少の費用をかけてでもプロに任せて時間を確保したい」と考えるかも、判断材料の一つになるでしょう。
屋根塗装は、外壁塗装と同時に行うことで足場代を1回分に抑えられるというメリットもあります。単独で屋根塗装だけを依頼するよりも、外壁塗装とセットで見積もりを取ることで、総額を効率的に抑えられるケースが多い点も覚えておくとよいでしょう。
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4. 屋根塗装で使える「補助金・助成金」制度を知っておこう
見落とされがちですが、屋根塗装は自治体の住宅リフォーム補助金や、省エネ改修に関する補助制度の対象になる場合があります。
代表的なものとしては、遮熱・断熱効果のある塗料を使用する「省エネ改修」を対象とした補助金や、耐震改修とあわせて屋根の軽量化を行う場合に利用できる制度などが挙げられます。国の「既存住宅における省エネ改修促進事業」のような枠組みのほか、市区町村が独自に住宅リフォーム助成制度を設けているケースもあります。補助額は工事費用の10%〜20%程度、上限10万円〜30万円程度に設定されていることが多く、対象となる塗料の種類(遮熱性能の基準を満たすものなど)が細かく指定されている場合もあります。
ただし、こうした制度は年度によって内容や予算枠、申請期間が変更されることが多く、着工前の申請が必須の制度がほとんどです。「工事を始めてから申請しても対象外だった」ということがないよう、見積もり段階で利用できる制度がないか確認しておくことをおすすめします。
補助金の申請には、多くの場合「工事前・工事後の写真」「使用する塗料の性能証明書(カタログや性能試験結果)」「工事請負契約書の写し」といった書類が必要になります。DIYの場合、こうした書類を自分で不備なく揃えるのは意外と手間がかかるため、申請書類の準備に慣れているプロの業者に依頼したほうが、結果的にスムーズに手続きが進むケースも多く見られます。
5. プロに依頼するメリットと、栃木の「想造HOME」が選ばれる理由
何より重要なのは、安全性と施工品質の両方を、経験に裏付けられた判断で確保できる点です。
プロの職人は、屋根材の種類や劣化状態に応じて高圧洗浄の水圧やシーラーの種類を使い分け、足場や命綱の設置も現場ごとに最適な形で行います。また、栃木県は夏場の強い日差しと紫外線、冬場の積雪・凍結による塗膜への負担が大きい地域です。こうした地域特性を理解した業者であれば、耐候性の高い塗料選びなど、長持ちする提案も期待できます。
想造HOMEでは、代表自身も現地調査から施工完了まで携わり、屋根の劣化状況やご予算に合わせた最適な提案を行っています。下請け任せにしない現場管理体制により、施工品質のばらつきを防いでいる点も特徴です。
見積もりの際は、「屋根塗装工事一式」とまとめるのではなく、高圧洗浄費・下地補修費・シーラー代・塗料代・足場代を項目ごとに明記し、追加費用が発生する可能性がある場合は事前にご説明したうえで工事を進めています。無料の現地調査では、屋根に上って劣化状況を直接確認し、写真を交えてご報告することも可能です。
Before
↓
After
6. まとめ:安全と建物の寿命を考えるなら、まずはプロの無料診断へ
屋根塗装のDIYは、材料費だけを見れば安く済むように感じられますが、高所作業による事故リスクや、施工不良によるやり直し費用まで考えると、必ずしも得策とは言えません。プロに依頼した場合の費用相場は20万円〜80万円程度ですが、下地からの適切な処理と保証によって、長期的には安心につながります。
また、遮熱塗料などを活用した省エネ改修や自治体のリフォーム補助金を利用できれば、実質的な負担を抑えられる可能性もあります。まずは現在の屋根の劣化状況を正しく把握することが、費用面でも安全面でも失敗しない第一歩です。
屋根の色あせやコケ・ひび割れが気になり始めたら、ご自身で判断する前に、一度プロの目で現地の状態を確認してもらうことをおすすめします。早めに劣化状況を把握しておくことで、雨漏りなど建物本体への被害を防ぎ、結果的に修繕費用を抑えることにもつながります。
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